hitsmanのブログ

糸島で一応100キロウォーカーにはなったんですが…

季節はずれの怪談では無いけれど・・・

私のこの不思議な体験をいったいどれくらいの方が信じてくれるのか、いったいどれくらいの方が作り話しと思うのか、信じるも信じないもあなた次第。

私も一応100キロウォーカーなんで、今宵は練習で起こった出来事を記載することと致しましょう。

それはまだ、雪もちらつく今年の1月半ば、嫁と出かけていた帰りに、突然後ろから追突されました。幸い、骨折や外傷は無かったものの、頚椎のヘルニアになりました。余儀なく、長い時間のウォーキングは出来なくなりました。ただ、4月の糸島の110キロウォークにエントリーしていた私は、練習出来ない、悔しさと焦りでいっぱいでした。

せっかく新しいシューズを買い、楽しみながら少しずつ仕上げて行っていたのに。

3月に入っても痛みは続いていたが、けん引と痛み止を飲み、練習再開、少しずつ距離を伸ばしていた。嫁は「大会出場は考えてみた方がいいのでは」と言っていたが、大会2週間前、ハーフの55キロ、12時間切れなかったら諦める事にした。

ハーフを歩く当日、ゴールを通院している病院に設定し、嫁に作ってもらった、おにぎり・サンドイッチをリュックに入れ、まだ暗い夜道をヘッドライトを点灯させスタートした。1時間ほどで腹痛、セブンにヘッドライトのまま早歩き、トイレを済ませ、はや逃げした。糸島を想定し、長い坂道、しばしコンビニもない田舎道(すいません、立ちション×2回)も取り入れながらの練習、中々ペースが上がって来ない。練習不足だ!と自分の実力を棚に上げていた。なんとか目標タイムまで30分遅れで休憩。おにぎりを頬張ると落ち着いた。まだ大丈夫だと自分に言い聞かせた。

再びスタート、30分ぐらいしてペースが少しずつ上がってくるのがわかる。この日までの練習では1日40数キロしか歩いた事がない私だが、それまでの練習で痛めた中指骨、太もも、ふくらはぎの張り、手術した膝の痛みも感じない、この先は経験の無い未知の歩きにもかかわらず、今日のゴールを確信、大会の出場が頭に浮かんだその瞬間・・・私に話しかける人物が。

「そのペースだと後1時間も持たない!ペースを落とせ!」

右から話しかける人物を見る・・・私だ。

でも何故か不思議に思わない。

つぎの瞬間、今度は左に私が、そして意識無しに左の私に「痛みは無いか?少し水分を取れ」と話しかける私。・・・そう私がもう一人の私に入れ替わっていたのだ。

時間にして数分、いや実際は数秒かもしれないが、選手とトレーナーのように一緒に歩いていた。

ゴールの病院で、けん引しながら嫁にメールして、迎えに来てもらう。助手席に乗り込んだ私に「おめでとう、よかったね、大丈夫?」と声をかけ終わるとすぐに、さっきの出来事を話す

嫁「・・・知らんオイさんが話しかけよったっちゃろも」


私のこの不思議な体験を、世の中の幾人かの100キロウォーカーの方が共感してくれたら幸いです。

私、生まれ変わったても、知らないオイさんにはなりません。

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