ムラゴン ホーム
私も一応100キロウォーカーなんでバーベキュー！
・・・・絶対！
・・・・少しも！
・・・・ちょっとだけ！
・・・・出来るだけ！
・・・・。
まぁ、基本的には食べるだけをモットウに年に数回楽しむ！
嫁「いつも！て・つ・だ・い・ようーし！」
私「・・・すいません」
まぁとにかく、初めての愛婿達と共同で取り仕切るバーベキューにテンションは上がる！
当日の朝、まだ夜があけきれぬ頃より目が覚め、何を買ったら良いか！どうすれば効率的に行えるか！頭の中で幾度もシュミレーションを行う！
何も言わず、愛婿2人は眠い目をこすりながら
「おはようございます」
昭和生まれのオジーとしては、こんな事が嬉しくて仕方ない！
早速、男3人・・・若輩2人にオジー1人でスーパーに向かう！
心底良い婿達だと感じる！何も言わず、1人はレジカゴを押し、1人は頼まれ物や食材以外の物を探しに向かう！なんと素晴らしいコンビプレイだ！まるで荒木・井端、いや二岡・仁志の最強の二遊間、私は監督として、ただ微笑む長嶋さんのようだ！
こんな事が嬉しくて仕方ない
自宅に戻ると愛娘達もすでに起きている！あれを買って来た？これを忘れて無い？と厳しいコーチ陣、私は逃げ出すように家を出て外で網を洗う！
ゴシゴシと洗う音に混じり「カシャーン・カシャーン」と音がする！痛い首で後ろを見ると、最強の二遊間がテントを立てている音！
こんな事が嬉しくて仕方ない！目を涙でにじませながら
私「あ〜、私にも同僚が出来たんだ！」
網、鉄板を洗い終える頃には、我、最強の二遊間は、テント、テーブル、飯台の設置を終え、私の指示待ち、イヤ私が足を引っ張っている状態だ
さぁ〜て、いざ下ごしらえ！毎回メインは「焼きそば」の我が家！ここ二回は下の愛娘の婿！料理をほとんどしないなりにキッチリといい仕事をして、特に我妻には大絶賛の評価を受けている！そして今回はルーキーの上の愛娘の婿！果たして、彼は厳しいコーチ陣の舌を納得させる事が出来るのか？
ルーキーは生粋の大阪人！料理の心得も有る。ただそれが逆にハードルを上げてプレッシャーになっているようだ！
気合いも乗ってきた〜〜！さぁ〜て始めようかぁぁぁ〜〜！
私「・・・・」
・・・愛娘達のクルクル待ち！
・・・。
・・・数分後。
クルクルも終わり、火を起こし、いざ！
バーベキュー！
皆の腹も受け入れ準備完了！
下の愛娘の婿「もう焼いていいばい」とGOサインが出た！
ルーキーの切れ長の目が変わる！少しの緊張感と熱い思いが伝わる！
二品目はオーソドックスな焼きそば！これは皆がいつも食べているので評価は絶対厳しくなるだろう！
おーっとー！2種類のソースに隠し味の醤油まで投入された！しかも大阪人の心！揚げ玉だ〜〜！
下の愛婿「インスタ映え！インスタ映え！」と皿の端についているキャベツを綺麗にとっている〜〜！
上の愛婿「揚げ玉がソースを吸ってくれるんで・・・」皆からの高評価にやっと笑みを浮かべるが、ホッとした中にも疲れが見えている！聞けば大阪からの道中すでに緊張していたとの事！厳しい審査員をどのように納得させるか、試行錯誤していたのだろう！
私「うん！９８点だ！」
嫁「その2点はなんなん？」
私「量が少なかった！もっと食べれる！」
嫁「・・・」
私、生まれ変わったらソース焼きそばになります！
バーベキューを終え、網を洗っていると再び、カシャーンカシャーンと音がする！
こんな事が嬉しくて仕方ない！
