洗濯機日和?
私も一応100キロウォーカーなんで元引越し屋!
夜勤明け、嫁からの一通の手紙?同じ内容のメールが来ていたが、まぁ〜要するに、洗濯機が壊れたということだろう!
自宅に戻ってみると、いつものように昼飯が用意され、その隣に一通の置き手紙が用意されてた。まぁ〜要するに電気屋さんに見せろという事だろう!
私「御義母さ〜ん、電気屋さんに電話したぁ〜?」
マサ子さん「したば〜い」
うちのマサ子さん、いの一番に電話したみたいだ!流石だ、何せこの電気屋さん、すらっとした体格で、物静かな口調!ダークグレーの髪!整った顔立ち!マサ子さんのお気に入りだ!本人は否定するかもしれないが、いつも本題よりも世間話が長くなり、通訳代わりにいる私が、いつしか話を元に戻す係となり半日つぶれる!
5月20日午後3時になろうとしている頃、ようやくマサ子さんのお気に入りの電気屋さんが来た!この日は朝から九州地方はどこもまとまった雨でここら辺も例外ではなく仕事が立て込んでたらしい!
「ピンポ〜ン」のチャイムと共に、お気に入りさんの声!ダッシュなマサ子さん、私よりも早く玄関へ颯爽と行く!
元気だ!・・・2週間前は・・。
いつものように五本指の靴下で中に入り、間取りを知り尽くしている電気屋さん!早速仕事に取り掛かる!
嫁からの一通の置き手紙を見せると、すぐ把握して、洗濯機をバラしていく!
決して狭くはない脱衣所だが、無茶苦茶広くもない脱衣所!電気屋さんの邪魔にならないように入り口に背もたれ、話を聞く!
ウワッ?後ろから突然!ドーン?
マサ子さんが私を押し退け、ドーンと私の前に入って来た!180cm超えの私を押し退け!
・・・元気だ!・・・2週間前は・・・ホットする私!
一方、町の電気屋さん、流石だ!最初から説明している!
マサ子さん流石だ!自分の姉妹の話で切り返す!
私、話に割って入り、本題に戻す!
マサ子さん「アンタ!手伝わんね」
私「・・・」
・・・マサ子さ〜ん!私は洗濯機の仕事はした事無いよ〜〜。
マサ子さん「アンタ、ちゃんと聞いとかな」
私「・・・」
・・・さっきからそうしている
マサ子さん、電気屋さんが気になるのか、出たり入ったり、ドーン、ドーン!と繰り返す!
数十分後
・・・まぁ要するに寿命だった洗濯機!
町の電気屋さん、切り替えも早く、今度は営業スマイル&真剣な眼差しでパンフレットを出し交渉に入る!もっとも少しお高めでも電話一本ですぐ来てくれるし色々と相談に乗ってくれる!何より男前のオジ〜、マサ子さんのお気に入り!買うことは最初から決まっている。
即決で購入が済んだ後
マサ子さん「アンタ手伝って、洗濯機外に出してやんなさい!」
私「いいよ」・・・燃える!
電気屋さん「いやいやい〜ですよ明日息子と運びますから、腰悪くしますよ」
・・・ますます燃える!
私、若かりし頃、引っ越しのバイトしていた。本気になれば、洗濯機なんて1人で大丈夫だ私が上を抱え電気屋さんは下を抱える。
運びながら私に傾け方、移動の仕方を教授する?
私を誰だと思っている!元引っ越し屋だぞ!そもそも動き方の指示は上を持っているものが出すのは引っ越し屋の鉄則だ!などと偉そうな事を思いながら、笑顔で「はい」と指示を聞いた。
外に洗濯機を出す、今にも雨がまた降りそうだが急いで辺りを雑巾掛けする電気屋さん!
電気屋さんの顔は晴天だ!
「今日は洗濯機日和やなぁ」って、つまらない事を思いながら、私も辺りを片付ける!
ドーンとまたまたマサ子さん!世間話を再発する・・・身も心も元気だ!以前と変わらぬ立ち振る舞い。
・・・2週間前は入院していたのに?
私が生まれ変わっても、マサ子さんはまだ元気だろう